静荷重条件下では、応力修正係数が採用されないことについてばねは、「弾性的復元を利用するもの」である以上、その材料が永久変形を起こすまでつまり限界までが使用に耐えうる最大応力と考えることができます。すなわち弾性限が 最大使用応力と考えて良いとされます。
このように静的荷重による変形を考える場合は、通常平均応力で考えるのが一般的です。この事は一部分が局部 的に弾性限を超えても、
その周辺の大部分が弾性限を超えなければ、巨視的な変形(ヘタリ)が起こらないからで、材料の曲げ降伏点が引張試験による降伏点よりも若干(通常約15%)大きいのも同じ理由です。
応力振幅(繰返し荷重が無い)が零で折損の危険は無く、また平均応力なので、コイル内側(未修正応力)や板バネの隅角に 起こる応力集中を考えに入れなくて良いとされています。要するに、静荷重条件では「へたり」だけ考え、「折損」は考えなくて良いとされています。