コイリング、プレス曲げなどの塑性加工によって発生した有害な残留応力は、低温焼なましにより除去します、この温度が高いほどよく除去されますが、温度が高すぎると素材強度自体が低下を招くこともあり、加熱温度と保持時間の設定には十分に注意をする必要があります。低温焼なましの温度や時間といった条件は、ばね材料、ばねの種類、用途、材料、寸法等の要素によって異なり、低温焼なましを正確に行うには低温焼鈍による諸特性の変化を見極めることが重要になってきます。 ピアノ線の低温焼きなまし温度と機械的性質の関係